ISO14001対策室
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ISO14001概要

4.4.2力量、教育訓練及び自覚   文書類

 組織は、組織によって特定された著しい環境影響の原因となる可能性をもつ作業を組織で実施する又は組織のために実施するすべての人が、適切な教育、訓練又は経験に基づく力量をもつことを確実にすること。また、これに伴う記録を保持すること。
 組織は、その環境側面及び環境マネジメントシステムに伴う教育訓練のニーズを明確にすること。組織は、そのようなニーズを満たすために、教育訓練を提供するか、又はその他の処置をとること。また、これに伴う記録を保持すること。
 組織は、組織で働く又は組織のために働く人々に次の事項を自覚させるための手順を確立し、実施し、維持すること。
a)環境方針及び手順並びに環境マネジメントシステムの要求事項に適合することの重要性
b)自分の仕事に伴う著しい環境側面及び関係する顕在又は潜在の環境影響、並びに各人の作業改善による環境上の利点
c)環境マネジメントシステムの要求事項との適合を達成するための役割及び責任
d)規定された手順から逸脱した際に予想される結果

 【力量】一般的には、公的資格で通っているようです。もちろん、社内的な登録制なども含めるのも良いことです。
 
 【自覚】組織の活動に関わる全ての人に与えなければならないのが、自覚です。環境負荷削減に対する自覚を促します。

まず、この条項には2つの面があります。
1.力量を持つこと
2.自覚させること
それぞれについて説明を行います。

1.力量を持つこと
 【組織は、組織によって特定された著しい環境影響の原因となる可能性をもつ作業】
 著しい環境側面とは言っていません。著しい環境影響の原因となる可能性をもつ作業と言っています。では、そのような作業とはどのようなものがあるでしょうか。排水処理設備の運転、ボイラーの運転、マニフェスト伝票の管理、法律で要求される資格が必要な作業、などです。
 これらを特定して、力量があることを確実にしなければなりません。

 【組織は、その環境側面及び環境マネジメントシステムに伴う教育訓練のニーズを明確にすること。組織は、そのようなニーズを満たすために、教育訓練を提供するか、又はその他の処置をとること。また、これに伴う記録を保持すること。】
 上記の力量があることを確実にするための教育訓練のニーズを明確にしなければなりません。
また、このニーズを満たすための手段として、教育訓練又は、その他の処置をとること、とあります。これはおそらくで申し訳ありませんが、外部講習のことだと推測しています。
 まとめますと、「組織は教育訓練又は外部講習等により著しい環境影響の原因となる作業に従事する人に必要な資格を取得させること。また、その記録を残すこと」となります。資格に関しては内部の教育訓練で取得できる資格もありますが、著しい環境影響となると、そうは無いと思いますので、教育訓練は省いた方が分かりやすいかも知れませんね。

2.自覚させること
 【組織は、組織で働く又は組織のために働く人々に次の事項を自覚させるための手順を確立し、実施し、維持すること】
 自覚させるための教育訓練です。一般的に一般教育訓練などと呼ばれたりしています。

 【a)環境方針及び手順並びに環境マネジメントシステムの要求事項に適合することの重要性】
 なぜ、環境マネジメントシステムを構築し、運用しなければならないのかという環境活動に取組むに当たってのそもそもの根源や教育と動機付けをおこなう。

 【b)自分の仕事に伴う著しい環境側面及び関係する顕在又は潜在の環境影響、並びに各人の作業改善による環境上の利点】

 環境マネジメントシステムに従って活動していく上で、従業員一人一人が環境方針および目的・目標を達成するために何に気をつけて、何をやらなければならないのかを教育する。

 【c)環境マネジメントシステムの要求事項との適合を達成するための役割及び責任】
 環境マネジメントシステムに従って活動していく上で自分に決められた役割、責任および権限はどのようなものがあるか理解させる。

 【d)規定された手順から逸脱した際に予想される結果】
 万が一、事故や緊急事態が起きてしまった場合、または、目的・目標が達成できそうにない場合にはどのような結果が予想され、どのような対処が必要なのかを教育する。 このような内容を従業員や関係者へ教育をすれば良い訳です。
 
 それと、“2.自覚させること”これに伴う記録が必要か?が、筆者には今一良く分かりません。コンサルは要らない、またはメモ程度で良い。と言っていましたが、審査官はしっかりと記録を確認して行きました。まあ、題目程度の記録で十分とは思いますが・・・・
 また、別の組織などでは、力量や自覚に伴う評価までやっているところもあるようです。QMSGMPであれば必要と思いますが、EMSでそこまではどうでしょうか。評価をおこなう訳ですので、テストを実施して、何点以上は合格とかしているようです。その組織のやり方だと思います。
 しかしISO9001に「c) 教育・訓練または他の処置の有効性を評価する。」とあります。品質では求めているから評価する。環境では求められていないので評価はおこなわない、で良いのでしょうか。ちなみに、安全(OHSAS18001)ではどうかと言うと、14001と同じで評価までは求めていません。
 では、評価をおこなうとすれば、どのようにすれば良いのか考えてみます。

※教育

 教育実施後、受けた人にテストを実施し、70〜80点で合格とし、それ以下の人には再試験をおこなう方法。または、感想文を提出してもらい、その内容をそれぞれの責任者が判断し、評価をおこなう。

※訓練
 訓練を実施する。やって見せて、言って教えて、やらせてみる(上杉鷹山?でした?)。このような方法で訓練を実施し、最後のやらせてみせるで、教える人が評価をおこなう。


 以上のような方法を取られてはいかがでしょうか。


自己啓発・脳力開発のIAX研究所
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